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小沢ピンチ
 クローズアップ2009:小沢氏秘書起訴 異例の立件に波紋 『毎日JP』

 ◇検察「表金でも重大悪質」

 約9カ月に及んだ西松建設に対する東京地検特捜部の捜査は小沢一郎民主党代表の側近の起訴に至ったが、「ヤミ献金」ではなく政治資金収支報告書に記載のある「表のカネ」をとらえて摘発するという異例の手法は大きな波紋を呼んだ。今回の捜査は、政治資金の透明化を実現させる挑戦か、あるいは「暴挙」なのか。【安高晋、坂本高志】

 「特定の建設業者から多額の金銭提供を受けていた事実を国民の目から覆い隠したもので、重大悪質な事案」

 24日夕、起訴を発表した東京地検の谷川恒太次席検事は冒頭、理由を説明する異例のコメントを読み上げ、捜査の必要性を強調した。だが、記者から「なぜ悪質といえるのか」「大久保被告の認識は」と尋ねられると、同席した佐久間達哉特捜部長が「公判で明らかにする」と詳しい説明を避け続けた。収支報告書に記載のある献金を立件した意義を問われると、「寄付者の名義を変えてしまうことをどう評価するか。みなさんにご判断いただきたい」と述べた。

 地検は摘発の意義を強調するが、捜査は曲折を経た。特捜部が当初注目したのは海外で作られた裏金の使い道だった。タイ政府高官への資金提供などさまざまな疑惑が浮かび、今年1月に外為法違反で逮捕した前社長、国沢幹雄被告(70)らを追及したが、事件に発展させる十分な証拠がそろわなかった。

 一方、「新政治問題研究会」などのダミーを経由し小沢氏を含む与野党議員や自治体首長側に多額の献金が流れた実態についても、裏金ルートと併せて内偵が進められた。しかし、団体側と議員側双方が献金額などを記載している「表金」だったことが大きな障壁だった。

 これまで政治家や周辺が政治資金規正法違反に問われたのは、報告書に記載がない「ヤミ献金」が大半。90年代までは金丸信元自民党副総裁など略式起訴にとどめたケースもあった。03年の坂井隆憲衆院議員(当時)の事件で初めて同法違反だけで議員本人を逮捕、起訴したが、ヤミ献金は億単位だった。

 小沢氏側は「西松献金先」の中で受領額が突出していたとはいえ、逮捕容疑は資金管理団体「陸山会」への2100万円の献金に過ぎなかった。起訴時に民主党岩手県第4区総支部への献金も加えて立件額は総額3500万円になったものの、法務・検察内部でも「この程度の額で、しかも全部表献金というのはどうか」と疑問視する向きもある。

 積極捜査を支持した幹部らは「情報公開の質が求められる時代。公表しても、うそを書くのは決算を粉飾する企業と同じ」と強調。公共事業での談合を背景に、西松側に受注増という狙いがあり、小沢氏側もその意図を知りつつ献金を上納させたと捜査で明らかにすれば「形式犯」との批判をかわせるという読みもあったとみられる。

 また、半年以内に総選挙がある時期に政権交代を目指す野党第1党の党首をターゲットにした点についても憶測を呼んだ。佐久間特捜部長は「政治的意図を持って事件をやることはあり得ない」と強調し「事件の重大悪質性を考えると、選挙が秋までに行われることを考えても放置できないと判断した」と述べた。今月末に1100万円分の時効が迫っており、立件可能な虚偽記載の額が更に減る恐れもあって、この時期の着手につながった。

 ある検察OBは「政治とカネの問題では、わいろを直接受け取る露骨なものは影を潜めた。特捜部は前例から飛び出してでも規正法を武器にするしかないのだろう」と評した。
 ◇続投、民主内にも批判

 民主党の小沢一郎代表は「政権交代実現で国民主導の政治を実現させるという目標を党の皆さんに理解いただいた」として代表続投を決めた。しかし、続投を了承した常任幹事会では異論や苦言も相次ぎ、「続投容認」といっても暫定色は覆いようもなかった。小沢氏は厳しい党運営を強いられることになる。

 「一人で決するにはあまりにも大きな問題なので、役員会、常任幹事会の皆さまのご判断を仰いだ」。小沢氏は24日の記者会見で声を詰まらせ、目に涙を浮かべながら語った。「政権交代を実現することで官僚機構の上に立った自公政権を覆すのが、私の政治家としての最後の仕事だ」

 だが、反応には厳しいものがあった。

 「国民に疑念が残る中、果たして本当に良い決断なのか」。前原誠司副代表は常任幹事会で、続投に異論を唱えた。さらに「1社から多額の献金をもらっていた事実はあり、道義的責任は残る」と厳しく指摘した。岡田克也副代表も「代表の意見も了とするけれども、国民の信頼をきちんと勝ち得るような努力をしてもらいたい」と苦言を呈した。渡部恒三最高顧問は「今度の総選挙が国民の期待に応える最後の機会。それに勝てるかどうかで判断してほしい」とクギを刺した。

 党内では、参院選を圧勝に導いた実績と党全体に配慮した人事配置などバランスをとった党運営が表向きの批判を抑え、退陣を求める声は大きなうねりにはなってこなかった。24日午後には石井一副代表ら参院議員約20人が集まり、続投支持を確認。鳩山由紀夫幹事長は同日夕に小沢氏と会い「頼むよ。このまま行きたい」と打ち明けられ、役員会などを「続投支持」の結論に導く役割を担った。

 だが、24日は役員会などに出席しなかった党所属議員からも厳しい反応が相次いだ。

 24日昼過ぎの代議士会で、横光克彦衆院議員は「過ちを改むるにはばかることなかれ。新生・民主党で次の衆院選に向かうことこそ国民のためだ」と小沢氏の自発的辞任を求めた。小宮山洋子「次の内閣」文部科学担当は毎日新聞の取材に「代表には辞めていただいた方がいい。言い訳しながらの選挙では勝てない」と語った。【白戸圭一、野口武則】
 ◇二階氏重点捜査へ

 西松建設の違法献金を巡る捜査は今後、時効にかからない04〜06年に献金やパーティー券購入を受けた他の与野党議員や自民党派閥にも拡大する公算が大きい。特に二階俊博経済産業相の派閥の政治団体「新しい波」は838万円と最多のパーティー券購入を受け、二階氏が代表の「自民党和歌山県第3選挙区支部」は西松社員の名義を使い年間300万円が提供されており、立件に向け重点的に捜査する見通しだ。

 特捜部に西松幹部らは「ダミーを介した献金やパーティー券購入は、西松の金と相手先に伝えていた」と供述したとされる。各議員側に違法性の認識があったか確認する必要があるが、認識や受領額などによって立件のハードルをどう設定するのか。「スピード違反で言うなら(小沢氏側は)50キロオーバー。10キロオーバー(の議員側)までやる必要があるか」(捜査幹部)との慎重論もある中、検察は難しい選択を迫られる。

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 ◇政治家やその周辺が政治資金規正法違反に問われた主な事例◇

 (肩書は当時、(1)金額(2)検察の処分(3)判決)

《92年・東京佐川急便事件》

金丸信元自民党副総裁

(1)5億円(量的制限違反)(2)略式起訴(3)罰金20万円

金子清元新潟県知事

(1)1億円(虚偽記載)(2)在宅起訴(3)禁固1年、執行猶予3年

《98年・防衛庁不正調達事件》

中島洋次郎衆院議員

(1)1250万円(虚偽記載)(2)政党助成法違反と併せて逮捕・起訴(3)2審懲役2年(受託収賄罪等と併合、上告中自殺)

《02年》

鈴木宗男元北海道沖縄開発庁長官

(1)1億円(虚偽記載)(2)あっせん収賄容疑で逮捕後、追起訴(3)2審懲役2年(上告中)

《03年》

坂井隆憲衆院議員

(1)1億6800万円(虚偽記載)(2)逮捕・起訴(3)懲役2年8月(詐欺罪と併合)

土屋義彦前埼玉県知事の長女

(1)1億1600万円(虚偽記載)(2)逮捕・起訴(3)禁固1年6月、執行猶予4年

《04年・日歯連事件》

自民党旧橋本派元会計責任者

(1)1億円(不記載)(2)逮捕・起訴(3)禁固10月、執行猶予4年

村岡兼造元官房長官

(1)1億円(不記載)(2)在宅起訴(3)禁固10月、執行猶予3年
【関連記事】

* 違法献金:小沢氏秘書を起訴 3千5百万円虚偽記載
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* 西松政治団体:「後援会組織と認識」小沢代表秘書
* 違法献金:小沢氏側への政治団体寄付、「西松系」が9割超

(毎日新聞 2009年3月25日 大阪朝刊)

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〔閏臈泙瞭睚兇任△襦これが敵を欺き味方をも欺く『演技』でやっているのだとしたら大したものだが、どうやら本当に揉めそうな気配である。笑。だいたいがあの連中は到底小回りの効く俊敏な人たちではないので、紛糾した際のお手打ち・落とし所などさらさら発見出来ず、それどころか小沢擁護派と退陣派の亀裂がますます深まって、党全体の分裂〜解体へまで突き進んでしまうことさえありそうな雰囲気である。民主党が分裂しようが空中分解しようがうちらは一向に構わないが、その結果「政権交代」が成らなかったら迷惑するのは我々である。現執行部の管さんまでもが離反したとなるとこれは「小沢さんの代表続行で押し切る」という路線はまず無理だろう。

巷間言われているように、今度の日曜日の千葉知事選が大きな指標となることは不可避である。民主党の推す候補が圧勝すれば「なんだ、大丈夫だったじゃないか。ホッ。」と小沢続投が(たとえ渋々でも)承認され、逆に惨敗すれば「それみたことか」と小沢降ろしの声はいよいよ勢いを得る。千葉県民が格別何か偏向した政治的主張をするとも思われないから、この結果は「神の声」と言っていいのである。その場合だが、今回の事件で民主票が大幅に減ることはあっても、増えるなどはまず考えられないというのが言わば常識というものではないか。小沢ピンチである。

E渕鵑鰐閏臈洌の皆さんが思案投げ首でお好きなように選んだらいいのだが、私が疑問に思うのは反・小沢の人たちの検察に対する姿勢である。つまり、いったい今回の理不尽極まる検察ファッショと闘う気があるのかどうか、である。
 報道された範囲では「検察の説明責任」に言及したのは(反・小沢の中では)枝野氏唯一人である。
 小沢さんは国会でもどこでも出て行って説明すると言っているのだから、最低限参議院では「検事総長とセットの参考人招致」は実現出来る筈である。これは民主党としては望むところではないのか。なんなら西松マネーを貰った22人全員を国会で喚問したらどうだ?!それくらいやって貰わないことにはこちらとしてもこの問題はすっきりしない。自民党が何と言うか、せめて提案くらいはしたらいい。

(尤も政権奪取の暁には霞ヶ関共々、じっくり合法的に、検察を締め上げることも可能だと言えば言えるのだがそれでは話が遠い。)

い修譴埜〇,任△襦B腟彿殀觸颪竜訴に当たって、検察は異例の言い訳会見を1時間30分にもわたって行った。その中で:

1.大久保秘書は、ダミーを使った迂回献金を巧妙・多額に行い、長年に亘って違法献金の事実を国民の目から覆い隠した。これは重大・悪質だから立件した。
2.政治的意図はなかった。
3.自民党への捜査は証拠に基づいて然るべく(やるともやらないとも言わなかった)。

 とまあ、そんなことを言ったようだが、テレビはこれをあまり流さなかった。
 記者の方も「一部にはこれは国策捜査ではないかとの疑問もありますが」云々というおざなりかつ子供騙しの質問で「ガキの使いやあらへんで!」と言うしかない。そんな質問を受けて「はい、実は政治的意図を持ってやりました」と答える馬鹿がどこにいるか。出来レースそのものである。
 個々の検察官の「政治的意図」を云々しても意味がないことは以前述べた通りだ。問題は今回の異例ずくめの捜査・逮捕・立件が客観的に果たした極めて「政治的」役割なのだ。そこを訊かないでどうする?役立たずが!ボケッ!

 そういうわけで、↓ 一時は10%を切った内閣支持率が今回の調査では23%にも撥ね上がったというのだから、この国の人たちはみんなバカか?笑。
 小沢さんもここは一つ出直しを考えた方がいいかもしんない。汗。

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2009年3月26日 16時45分 『共同』
小沢代表「辞任を」66% 内閣支持率23%に上昇

 共同通信社が25、6両日に実施した全国緊急電話世論調査で、民主党の小沢代表が、公設第1秘書の起訴後も続投を表明したことに関し「代表を辞めるべき」との回答が66・6%に上り、「代表を続けてよい」の28・9%を大きく上回った。麻生内閣の支持率は23・7%で、今月7、8両日の調査から7・7ポイント増加。「どちらが首相にふさわしいか」では麻生氏が33・1%、小沢氏が31・2%と逆転。

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